株価チャートであらわされるローソク足では、相場の勢いや迷いなどをよむことができます。その際に注目するのが『柱』と『ヒゲ』です。『柱』の長さが相場の勢いをあらわし、『ヒゲ』の長さが相場の迷いをあらわしています。
『柱』が長くなるということは、『柱』の色があらわす方向に向かう勢いが強いということをあらわします。長い陽線のことを『大陽線』とよび、相場が上昇する勢いが強いことをあらわしています。たとえば株価の谷間で『大陽線』が見られたら買いのサインとよむことができます。
それとは反対に『大陰線』が見られる場合は、株価の下がる勢いが強いということをあらわしますので、株価の山にでてきたら売りのサインとよむことができます。また始値と終値が同じ状態の場合は『寄引同時線』とよばれ、相場転換のきっかけとなることが多いです。
『ヒゲ』が長くなることは、株価が上下に激しく動いていることをしめしています。これは相場が迷っていることをあらわします。下ヒゲが長く、上ヒゲが短い場合は、終値が値を上げて取引を終えた証拠です。底値圏で出た場合は株価上昇が見て取れるため買いのチャンスです。一方上ヒゲが長く、下ヒゲが短い場合は、天井圏であらわれれば、売りのチャンスとなります。
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